学芸員を退職後、これからの生き方を模索しています。シマを愛する←奄美⇔沖縄→の目線を通して、気ままに書いていま~す♪

by yukari-gou
 
カテゴリ:本とか( 1 )
 
松本清張とアハ体験
雑誌『ダ・ヴィンチ』に、「爆笑問題の日本史原論」という連載がある。
爆笑問題の2人の掛け合いを、読んでいると、
静かな図書館で、何度もあやうく、声をあげて笑いそうになった。


3月号は、日本の文豪編 松本清張だった。

小学校卒の清張は、学歴差別社会を経験し、兵役時代に初めて、平等という感覚を知る。
当時、大学出の作家たちが、恋だの何だのいっている私小説に対し、
斜めに構えていた清張は、


大衆を相手にした社会派推理小説を描く国民作家として、
41歳の遅いデビューを果たす。


ジャンルは、推理、歴史、時代、ノンフェクション、現代史、古代史など多岐にわたり、
犯罪者の環境や社会構造に目を向けて、一般的にかつ文学的にして、
ミステリーそのものを作りかえてしまった。


一昨年、那覇の桜坂劇場で、清張原作の『砂の器』のリバイバル上映を観て、
改めて清張の凄さを知ったわたしは、
デビュー作となった『西郷札(さつ)』を
今朝、さっそく読んでみた。


この作品は、清張が新聞社に勤めていたときに、
たまたま知った『西郷札』のことから端を発したものだったそうだ。


西郷札とは、西南戦争中、西郷隆盛が率いる薩軍の物資調達のため、
奇しくも西郷が亡くなる明治10年1877年に、発行された軍票だ。


作品とその時代背景、そして作品をつくるきっかけとなった作家の制作背景を
あわせて読むことで、
史実と虚構のはざ間を移ろう、清張の頭のなかを盗み読んでいるような気がして、
面白い体験に浸ることができた。


いま、爆発的な人気をほこる脳科学者の茂木健一郎氏の言葉を借りれば、
「アハッ体験」
をさせてもらった感じかな~。


それにしても、あの爆笑問題の記事って、
2人がコントをやったのを、編集者がテープおこしするのだろうか?
それとも、自ら執筆しているのだろうか?
どうでもいいことだけど、何だか気になる。
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by yukari-gou | 2008-02-16 11:23 | 本とか


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