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学芸員を退職後、これからの生き方を模索しています。シマを愛する←奄美⇔沖縄→の目線を通して、気ままに書いていま~す♪

by yukari-gou
 
まずは同人誌から
 今週、那覇である方とばったりお会いしました。奄美で初めてお話して以来、数年ぶりにお会いすることができました。
 沖縄で美術文芸評論などの執筆活動をされているそのお方に、私はこう尋ねてみました。



「私は沖縄で同人誌のグループをあまり知りません。私と同年代の方がいらっしゃるようなグループがあれば、ぜひどこかご紹介してくださいませんか?」

 これまで書くということに対してとても恐怖心があった私は、世に文章として発表するという行為は、どんな小さな文章さえも筆をとることができず、トラウマになっていたのです。

 ですから書く仲間が集う同人誌グループなんて、私にとって全く別の世界でした。
 そんな私が奄美に来て以来、書く楽しさ、書く喜び、書くことによって癒されるというセラピー効果を、私自身の体験をもってその偉大な力を実感しています。

 ですので、文芸活動の活発な沖縄で、さらに奄美とは違った角度で仲間や諸先輩方と学びながら、切磋琢磨に腕を磨く機会得たいと思ったのです。

 その方はおっしゃいました。
「ボクが『○○文藝』の会長もやっている。じゃあ今月末までにエッセイでも何でもいいから一本出してくれないか? 原稿用紙4、5枚くらいでいいから」
 
 以前の私ならそんなことを言われたら、少し考えさせてくださいといって、それが書けるかどうか、断ろうかどうかと何日も悩み続けていたはずです。

 しかし、心のスケッチとして日記のように身近にエッセイを書けるようになった今では、そのお言葉に対して、素直に喜べるようになりました。わくわくする気持ちさえあるのです。こんな気持ちは初めてです。こんな大胆な態度に自分でも驚いています。

「ありがとうございます。それでは、名刺代わりに一本書かせていただきます」
 今、私が本当に歩み出さなければならない一歩を踏み出したような気がします。
by yukari-gou | 2006-01-26 21:54 | 書くこと
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